本日、自分が独立する前に世話になっていた職場の上司殿に会う機会があった。その上司殿、新人の癖して超生意気だった自分が相当に嫌いだったらしく、当時、何度もパワハラならぬ嫌がらせ的な行為をしてきたのだが、こちらも屈せずに堂々と、お前が気に入らないんだ的な態度を見せ続けたもんだから、周りの同僚や先輩らが、あわやと言う場面で、何度も止めに入るほど、犬猿の仲で有名だった。そんな関係が数年程続いた後、職場の長から将来的に新規部署を立ち上げるため、自分が1年間の修行出向を命ぜられ、その経験を元に約2年間アメリカ赴任する事となり、そんなこんなでお互い冷静になる充電期間を持つ事が出来た。再び、同じ職場で仕事を再開した頃には、ある程度のわだかまりは解れており、大人げなくぶつかる事はなって、ある程度、上司殿も自分を認めてくれる様になっていた。しばらくして、自分は独立し、その上司殿はヘッドハンティングされ、今では相当な立場まで出世され、現役で活躍されている。独立してから年賀状という形で、その上司殿へ近況報告をしているが、会話する形でお会いしたのは、7-8年位前だろうか?当時の職場の先輩の結婚式だったかと記憶している。直近では、2-3年前に一度、直接会う機会があったが、双方多忙状態で挨拶のみで終わってしまっていた。今回は十分に話す時間が取れた為、諸々の人生相談を受けて貰いながら、改めて、自分の近況報告なんかをしてみた。方や上司殿は相当出世したとはいえ、いずれは定年を控える身であり、今の職場でトップの座を狙いながら、定年まで全うするかと思いきや、今年を入れて3年後には、今の職場を自ら去る事を考えておられる様で、新たなステージにというか、体力的にも無理が利かなくなってきたと愚痴をこぼされていたので、守りに入った人生設計をし始めた様だった。それにしても、上司殿は相当に腰が低くなっていて、出世した事で性格が大きく変わった様だ。単に歳をとったって事もあるんだろうが、本当に環境や立場で人は変わるものだ。かく言う自分は、小生意気のままで変わっていないのだが・・・。まあ、こればかりは、亡き親父譲りの性格で、家系的な病気に違いない。