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福島県南相馬で発見された”黒い粉”の正体がウランそのものである可能性が指摘される中、改めてウランについて調べてみた。
ウランは主に235.238という元素があり、天然ウランの99%以上はウラン238、残りの1%未満が235とされている。このうち,原子力発電や核兵器に使用される元素は、天然成分として希少なウラン235である。劣化ウランと呼ばれるものは、天然ウランから235を濃縮抽出した後の副産物であり、その殆どはウラン238という事になる。同じウランであるが、235と238の性質は大きく異なり、中性子に対する性質の違いから、ウラン235は次々と核分裂を起こしエネルギーを放出するのに対して、ウラン238は核分裂反応を妨げる作用がある。この235の核分裂エネルギーを効率良く利用する為、遠心分離器で天然ウランから235を濃縮分離して核燃料を精製しているのである。そして、その精製された核燃料は軽水炉型原子力発電で用いられているが、原子炉核燃料としてのウラン235濃度は全体の5%未満とされ、核兵器の場合は235濃度は90%以上まで濃縮されているが、広島に投下された原子爆弾はウラン235が80%、ウラン238が20%であった様だ。 先の性質の異なるウラン235.238だが、核分裂後の運命も大きく異なる。容易に核分裂を起こすウラン235は非等分分裂し、ヨウ素・セシウム・ストロンチウム等に生まれ変わるのである。そして、ウラン235の核分裂を抑制するかの作用を持つウラン238は、ウラン235の核分裂作用で放出された中性子を取り込む事でプルトニウム239に化けるのだ。但し、プルトニウム239は天然でも極微量で存在すると言われている。そして、プルトニウムは金属状態では銀色で、酸化された状態では黄褐色となる事が知られているが、原発事故後に首都圏などで確認された黄褐色の物体が、この酸化プルトニウムではないかと騒がれたのである。政府は花粉で押し切ったが、真相は不明というより、核心であろう。そう、既に関東全域が終わっている・・・・。ここに23年4月にアップされた、埼玉県のベランダで測定されたとされる黄色い粉の動画を載せておこう。2月に飛来したとコメントがあるが、機械の更正日が3月になっているので、それは投稿時の記載ミスであろうと思われる。 福島原発3号機の核燃料であるMOX燃料とは、使用済み後の再処理で得られた酸化プルトニウムと酸化ウランを混ぜた混合酸化物燃料(Mixed-OXide Fuel)であり、略してMOX燃料と言われている。酸化ウランは、天然ものや再処理の回収もの、ウラン235濃縮過程で副産物として生成される劣化ウランなどが使われている。そして、このMOX燃料を使用して発電する原子炉がプルサーマル原子炉と呼ばれているのだ。 ここで、南相馬で発見された”黒い粉”だが、市民による簡易測定でα線とβ線が確認された上、最大で約108万ベクレル/kgの高濃度の放射性セシウムが検出されている。セシウム生成過程からしてもウランが混在する事に疑いはないものの、プルトニウムがあるのか?などと騒動になっている様だが、原発事故後にアメリカでプルトニウム飛散が確認されている状況下で、残念ながら疑うまでもない。既に、大量被爆は起きてしまった事実として受け入れる以外に術はなく、今、問題にしなければならないのは、ウラン235なのか238なのかである。以前、ネイチャー電子版でも報告されたが、今回の原発事故の主たる放射線核種の発生源が、4号機である事をブログで述べた。運転停止中の4号機が、何故、連続爆破を起こしたのか?しかも、停止中であるはずの原子炉建物が、メルトスルーを起こした1.2.3号機の建物と比較しても、分厚いコンクリートが吹き飛び、鉄骨が折れ曲がり、崩壊寸前に至る程の爆発が起きたのか?”テロ説”が払拭されない情報が溢れる中、原発周囲に飛散した”黒い粉”の分析を行い、235/238×100%の比率確認(原子力燃料ならは5%未満のはず)により、噂される「核爆弾テロ」の確認を行わなければならないのだが、その様な動きはない。 また、先の市原市の石油コンビナート火災では、現場に劣化ウラン(=ウラン238)765kgが保管されていた様だが、全てが炎上したのか、一部が炎上したのかは公表されていない。常識的に考えれば倉庫内の一部が、あの凄まじい炎上から免れるという事は信じ難い。燃焼されたウラン238は燒結して不溶性ウランとなり、気管支粘膜に付着し、一部は喀痰として排出され、一部は細気管支に留まり健康被害をもたらすと言われているが、これこそ、昨年、記録的な流行を見たマイコプラズマ感染の原因であろうと、個人的には確信している。無論、福島原発及由来の放射線性物質の影響があるのは言うまでもない。いずれにせよ、政府は、一刻も早くウラン測定を行う必要がある。とにかく、水のウラン汚染が心配だ。ヨウ素・セシウムばかりに国民の目を引かせ、プルトニウムを含むα線源核種の測定を手間が掛かるとの理由で行わないのは、犯罪行為以外の何者でもない。湾岸戦争から5年以降、劣化ウラン弾に起因すると言われるイラクでの癌発生率が右肩上がりで急上昇をしている事から、2016年頃から福島・茨城・千葉・東京・栃木・群馬・埼玉などでは相当数の被害が予測されるが、水や食品からの内部被爆を極力避ける事が、これからも「生きる」手段として必要だ。
by multiple-choice
| 2012-03-18 04:05
| 原発事故関連
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