4月12日政府が事故レベルをレベル7に引き上げた際、
何とも言えない違和感を感じたが、これからも、どんどん真実が湧く様に出てくるだろう。今回、東京電力福島第1原発事故で放出された放射性物質の総量について、これまでの37万テラベクレル(ベクレルは放射線を出す能力の強さ、テラは1兆倍)から85万テラベクレルへと上方修正する解析結果がまとめられた。一部の情報では、77万テラベクレルという数値も見られるが、どちらにしても、既に、大きな違いがない状況だ。公表されているチェルノブイリ原発事故の放射線物質の総放出量は520万テラベクレルとされているが、先の85万テラベクレルも過少公表であろうと思われ、かつ、事故から4月5日迄の逆算数値であり、3つの炉心のメルトダウンが確実視される状態でもあり、チェルノブイリ事故を凌駕する人類史上最悪の原発事故と考えて間違いない。