増税後、物価上昇に敏感な世の反応を見誤ったらしい。念入りに検討したシーズン設定であったが、昨年比-30%以上のダウンとなりそうな気配だ。今期全体的な収支は成長予測に反して-3%ダウンの状況なので、決算期まで4ヶ月を残し、今後の推移が気になる所。一方、連結決算でみれば関連事業の業績が大幅なプラス成長との報告を受けているので、これが唯一の安心材料ではある。聞くところによると暖冬の影響もあって家電業界は-2割の落ち込みなんだとか。どの業界も右肩上がり成長をし続ける事は不可能なのは分かっているが、クオンタムジャンプの到来を予感していたのもあって、このプラトー化した現状を抜け出すための起爆剤的な投資がなければ、この大きな壁を越える事は難しそうだ。現状に満足していては、いつの日か足下をすくわれると心しておいた方がいい。