世界規模の放射能汚染シュミレーションを改めて掲載。まず、
セシウム137の拡散範囲は北半球全域で、飛散量は微量の推測。次いで、現時点における
放射能水準を可視化したプログラム。爆発直後から数日間は福島周辺県域は大雨から中雨位の注意位だったのかもしれない。既に、今さらなのかも知れないが・・・・。今後、仮にメルトダウンが進んで、炉心破裂を伴う、大きな水素爆発が生じる事態が発生した場合は、視覚的に判断し易い。但し、見ている暇があったら、いち早く、関西方面への移動が必要だ。
現在迄の所、被災地は非常に厳しい状況と判断せざる負えないが、隣県の茨城県の放射能推移の高さが気になる・・・。各都道府県で周知している事と信じたいが、放射能源である原発の石棺工事が終了する迄の、数年と推測される期間を考えると、状況によっては、茨城県全域も悲劇的な事態になり得る。
また、東京の状況も徐々ではあるが、問題レベルに近づきつつある。文部省からの公表データを集計した方からの情報によると、事故から10日間の関東全域の蓄積放射能汚染量の解析では、最も放射能被爆が多かったのは東京、次いで、埼玉県、神奈川県、千葉県の順となっている。都心はアスファルトで覆われている為、いずれ、綺麗な雨で放射能物質が流されていくと考えられている様で、長期的な土壌汚染の問題は生じないかも知れないが、人間に対する内部被爆は、問題解決が長引けば、長引く程、深刻さを増していくのは明らかである。
これらは放射能源である核種飛散状況が風で影響される為、今後も破損原子炉からの放射能漏洩が持続する場合は、5-6月梅雨の時期を契機に、大きく分布を変えた上で、降雨により高濃度土壌汚染地域が拡散していく事を意味している。とにかく、現在、計画進行中の”シートで原子炉建物を覆うプロジェクト”の成功を、梅雨時期前に達成頂く事を願う以外にない。